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不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。

人気記事一覧

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鉄道が標準時をつくった(2017/01/09)

びっくりした。知らないことを突然知るのは驚きである。いまヴォルフガング・シヴェルブシュの『鉄道旅行の歴史』という本を読んでいるが、その中にこんな一節がある。地方は、具体的にその時間を失う。鉄道により、その地方的な時間が奪われてしまう。地方が個々に孤立しているかぎり、地方にはそれ固有の時間があった。ロンドンの時間はリーディングより4分、サヤレンセスタより7.5分、ブリッジウォーターよりも14分早かった。ヴォルフガング・シヴェルブシュ『鉄道旅行の歴史』最初読んでもピンとこなかった..
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わかっていることから逃げろ(2017/06/30)

みんな気づいているだろうか。わかってしまっていることほど、わかることを妨げるものはない、ということに。カオスを前にして、ただただ混乱してパニックになるだけか、それともカオスをなんとか制御する手立てを発見しようとカオスのディテール、全体の動向を共にみて思考を巡らせるか。基本的には知的に考えるということは、後者のような態度をいうはずだ。その後者の態度をむずかしくさせるものこそ、すでにわかりきって整理された状態である。それはもはや制御されすぎていて、どう制御すればよいかを問う余地が..
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考えるための道具の修辞学(2017/01/28)

どのように考えるかは、どんなツールを使って考えるか?に大きく依存する。たとえば、普段の仕事で、何らかの提案資料やプレゼンテーション資料をまとめる際も、いきなりパワーポイントやキーノートのようなプレゼンテーションツールを使ってその内容を考えるのか、そうではなく、最初はテキストエディターで伝える内容を文章で書きだす作業をしたあと、プレゼンテーションに落とし込んでいくかで、単に作業効率だけでなく、考えることの内容自体が実は大きく異なるということに気づいているだろうか。見映えという面..
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知力とは、わからないことをどれだけ考えられるかという度合い(2017/06/25)

前に、友人のフランス人女性が言っていた「日本語には美味しいを示す言葉のバリエーションが少ない」という言葉が記憶に残っている(正確には、その女性がそう言っていると彼女のパートナーの日本人男性が教えてくれた)。Ca a l'air tres bon.一方、フランス語には、美味しいを表すたくさんの表現があって、例えば、C'est bon !C'est délicieux !C’est succulent !C’est excellent !のような表現がある(日本語にしようとしても..
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理解を妨げるもの(2017/02/08)

何かを新しく理解するというのはむずかしい。目の前に理解すべき新しいものが提示されたり、新しい情報を耳にしたりすれば、新たな理解を獲得できるというものではない。見たことがないものはそれが何かを理解できないことが多いし、聞いたことのない話は理解がむずかしくて、理解していないものに関する情報はいくら提供されても理解につながるわけではない。それは何も僕らのような人に限ったことではない。歴史に名を残しているような科学者であっても、例外ではない。パリの国立自然史博物館の「進化の大ギャラリ..
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集団を動かすもの - システム、コンセプト、非知的なもの(2017/11/04)

人を動かすのにシステム以上に強力なもの、それは人が信じている概念(=コンセプト)であり、それを指し示す言葉なのだと思う。だから、システムに沿って受動的に動いてもらうより、何らかの概念を理解してもらい、その概念の存在を信じて受け入れてもらったほうが人は主体的に動くようになる。その概念があまりに当たり前になって普段は意識することもないくらいに自然なものになれば、その概念に関連した行動はもはや自動的なものにすらなるだろう。例えば、喫煙は他人の迷惑のかからない喫煙エリアで行うとか、性..
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見る目、聞く耳/アルチンボルド展を観て(2017/06/29)

ウリッセ・アルドロヴァンディという16世紀のイタリア・ボローニャで生まれ育った有名な博物学者がいる。1522年に生まれ、1605年に没している。アルドロヴァンディが有名なのは、自身がイタリア各地で採集した植物を中心として、めずらしい動物や鉱物の膨大な数の標本を集めたミュージアムを開設し、そこに国内外から多くの博物学者が訪問したからだ。アルドロヴァンディの“Monstrorum historia”のなかの人面鳥の図版。アルドロヴァンディはミュージアムに彼自身が学問的に価値がある..
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編集的思考でみずから解釈する、詩人のように(2017/09/25)

編集的に思考できる力がいま必要だ。世の中にはあまりに多様な情報がありあまりすぎているから。ありあまる情報を相手にする場合、単に情報を取捨選択すればよいわけではない。単純に取捨選択などしようとすれば、一見、魅力的に感じることばの響きに騙され、考えもなく、それに引き寄せられてしまう。前回の記事(「倫理が現実を茶番にする」)で、何が許され、何が批難されるべきなのかを判断する倫理自体がきわめて恣意的であることを指摘したばかりだ。倫理がそれほど危うい状態なのに、誰かが放った情報をただ勘..
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どう見えているのか? どう見えていると自覚しているのか?(2017/05/30)

ぼんやり過ごしすぎてはいないだろうか。自分がどんな状況にいて、その状況が自分にどう見え、感じられているかをちゃんと自覚しているだろうか。自分の行動や感情がそれら状況にどう影響され、あるいは、逆に自分の存在、言動、感情が周囲の状況にどう影響を与えているのか。そういうことをどれだけ自分自身で認識しており、その制御が可能な状態になっているだろうか。パリ・グランパレの前に置かれた馬のようであり、同時に木のようでもある、王女の姿をした謎の存在。こうした存在こそ、これからの科学的な視点に..
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アーツアンドサイエンスをふたたび混ぜあわせる(2017/04/27)

前回、リサーチをテーマに書いていてみた。リサーチだとか研究だとかというと、何かとっつきにくい特別なことのように感じられるかもしれない。だけど、何かを知りたい、理解したいと思い、そのことについて調べることや、調べてわかったことを元に自分で納得できるような解釈を見つけだすことは、人生において決して特別なことではないはずだ。自分がわからないと思ったことに立ち向かい、わかるための様々な具体的な行動をすること。そういうことが本来、リサーチという活動の根本的な動機としてあるのだろうと感じ..
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